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Diary

AI絵がイラストレータの仕事を食ってしまうのか

2023/03/28(Tue) 00:03

AI絵が絵師さんから嫌われてるように見えますが、理由はとても良く分かります。
勝手に自分の絵を調教の一つにされるのとか、i2iのネタにされるのなんて嫌ですよね、分かる。
私も多少絵をかじっていたから(風景画、CG)分かります。

嫌な理由は「人のもので勝手にやるな」が主体とは思いますが、よく考えてください。
絵の練習する時は好きな絵をトレースしますよね。それが表に出てきてるだけです。
何かいい感じのができたから見てよ!の最初です。一過性のものなのですぐ飽きます、心配ないです。

i2i(img2img)で出てくるパクリ絵は、コンテンツの黎明期によくあるモラルがハザードした連中の心無い何かです。一過性のものなのですぐ飽きます。
マジで嫌なら著作物の類似性による侵害で集団訴訟でもしたほうがいいですよ、前例出来れば止むので。

タイトルにある、イラストレータの仕事を奪うようになるのか、というと、そうはならんです。
AIってのは基本的には学習モデルが必要です。そして学習した以上のことは外には出せません。そういうもんです。
※学習以上のものが出せればそれはまさにシンギュラリティですね。そうなったらむしろワクワクしますね。
もしかすると、AI教育モデル用のイラストを追加でいくつか、とか言われるかもしれませんが、むしろそれはチャンスです。
通常の10倍以上の仕事量を吹っ掛けられます。大丈夫、同じクライアントから何回も仕事来ることありませんから。

だいぶ強い言葉で書きましたが、結局のところ同人で食ってる人らはAI絵には何も言う資格はないと思うんですよ。
自分らは他人の著作物で金儲けしてるわけですからね。
商業でやってる人がその絵をi2iでほぼパクリみたいなことやられたら訴えるべきですが。

ツイートもしたけどこういう事。ちなみに私はRT元の、アニメやイラストを無断転用したこともないし、漫画の一コマを貼り付けたこともないし、ツイートをSSしたこともないですけどね。

実際に、商業ベースで言うとトレパク問題は頻繁に出てきてるわけで。
AI絵だろうと人が描いてようと「著作権」という枠では同じです。AIが出力した絵は全部著作権侵害だから規制しろ、というのは暴論でしかないです。
ちなみにこれを規制すると同時に二次創作が死にます。

AIが出力した絵だけ規制しろ、というのはごもっともですが、これは所謂カルト宗教の規制と同じなんですね。
何をもってそれと見なすか、が曖昧だからです。
PCで作った絵を規制しますか?CGが死にます。プロンプトで出した絵を規制しますか?マクロで書いたCGが死にます。

何を危惧しているのかというと、このまま安易に規制するとWinny事件やドローン規制と同じことになりかねないからです。
日本は基本的に世界の潮流から3歩4歩遅いです。
例えばEUや中国ではAI絵に規制が入りましたが、これらの国は潮目が変わればすぐ規制も外します。鼻歌混じりです。
日本はそうはいかないです。前例主義、保守的すぎるとも言いますが、すべてにおいて腰が重いです。
規制がかかったころにはもう世界では何周かして見てる所が違います。
今まさにEVがそれですね。

泣き寝入りしろとは言いません。むしろ自分の著作物が勝手に使われたのであれば積極的に訴えていくべきいです。(それはそれで大変ですが)
ただ、それをAIだから、という視点で見るのは間違いということですね。
一つ、AIでイラスト出力している人たちの間違っている点をあげるとしたら、「AI絵師」という呼び名でしょうか。
てめーでは描いてないので絵師やらイラストレータとか名乗るのは間違ってますね。
「イラストプロンプター」や「AI呪術師」的なのがせいぜいでしょう。

ちなみに、プログラマに対して「ChatGPTのお陰でプログラマの仕事なくなるね(笑)」はカウンターにはならないです。
プログラマにとっては目的を実現する為の手段としてコードを書かなきゃいけないのであって、コードを書くのが目的ではないです。
ですので、書かなくていいなら書きたくないです。その代わりにChatGPTへの命令文を書ける人になるんだと思いますが、その程度でしかないです。

さらに言うと、頭のおかしいプログラマ(誉め言葉)はむしろAIを作る方です。全マの上澄みの澄なので、この人らには関係ないです。

先日赤松健先生のツイートが燃えてたのでちょっと考察して書いてみましたが、短絡的に突撃するのは止した方がいいかと。
ここだけ見て赤松先生はAI絵を肯定している、というのは早計です。
先生は漫画家の前にプログラマでもあるので、そういう意味では客観視してくるとは思いますが、少なくとも私が上で書いてるほどドライには考えては無いと思いますよ。


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